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2, 深い闇の中

この道はどこまで続くのだろう・・本当に出口は見つけられるのだろうか・・
長く先の見えない道を歩く事に常に不安がまとわり付いていたが、沢山の出会いがあり思い出も増えた。
やはり乗り越えなければいけない試練はいくつかあった。
辛く苦しい思いも沢山した。
でも嬉しい楽しい事も沢山あった。

「これでいいのか?・・・これでいいんだ」そう思ってただ歩き続けた。
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1, 森の中から

気づいた時にはあたしはひとりで森の中にいた。
走り回って誰かいないか叫んでみたが何も変わらなかった。
疲れて途方に暮れて恐怖と不安が襲ってきた。
するとまわりの木々達が言った。

「あなたはこの迷える森に来てしまったの。あたし達にもどこに出口があるのか分からないから助けてあげられないのよ。もしあなたが望むならずっとここに居る事もできるわよ。どうする?」

「そんな事急に言われたってわからないよ!」
自分の置かれている状況がまだ把握できていなかった。
それは嫌な夢であり、朝起きたらいつも通りの生活があるんだと。
ずっとこの場所にいる気もしなかったし絶対に戻れるって思っていた。
でも何も変わらなかった。誰も迎えに来てくれなかった。
あたしはそこにひとりだった。

夢じゃないんだ・・・

そう気づいた時には、とてつもない絶望感と孤独感で普通で居る事ができなかった。
明日がこなければいい、何度そう思った事だろうか。
そうすればこんな怖い苦しい思いはしなくてすむ。
泣いて泣いて、泣きつかれて寝ていた。
そして朝が来るという自然の力にいつまでも泣いてはいられないと勇気をもらい。
とりあえずあたしは少しその場所にいることにした。
ずっと考えていた。何でこうなったのか、何がいけなかったのか。
1人で寂しくて今までの出来事を思い出しては泣いて。
それでも夜の星はとても綺麗だった。

そんな日々にも少し慣れたころ

「決めた!あたし出口を見つけに歩いてみるよ。今まであたしの事守ってくれてありがとう」

「そう、本当に大丈夫なの?途中には沢山辛い事もあると思うわよ。それでも行くの?」

「うん。もうこれ以上に辛い思いなんてない。失うものもないから何も怖くない」


木々達に見送られながら前へ進んだ。
彼女たちはずっとその場所で根をはっていてくれている。
その偉大さ力強さに少しずつ現実も受け止められるようになって進もうという後押しになった。
あたしは1人じゃない。
いつも同じ場所にいてくれる人がいる。


そしてあたしは森の中を歩きだした。


~ 続く ~
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