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多重人格。

数秒の沈黙の間にお互いにいろんな事を考えていたんじゃないかな。
少なくともあたしはあの時間でかなり頭を使ったよ。

どっちからどんな話するの?
ねぇ、今何考えている?
せっかくの彼の個展で迷惑掛けるのは嫌だしな。
でも、ここまで来てもう二度と会わないかもしれないんだよ。
迷惑とか考えてる場合じゃないじゃん、いっちゃえ!
でも、彼の事を思うと自分の気持ちを話さないほうがいいのかな?

いろいろ1人で考えていて、先に彼が口を開いた。

始まった。


「発表会はどうだった?」 
・・・発表会はきていないってことね。

「すっごい良かったよ!頑張ったし、みんな喜んでくれて嬉しかった!!ほら、写真みてよ」 
・・・来なくて損したって思わせたい。

「そっか、ちょうど予定があってさ。」 
・・・嘘つき!そんな大した用じゃないんだろうに。来る勇気がなかっただけだろ。

「そうなんだー、来なくて損したよ!だって本当に感動したもん。生ライブだからね!」 
・・・ばかーー!!

「そうそう今日ね、銀閣寺とか観光してきたけどさ。紅葉がすっごいきれいだったよ!こうやって作品も見られて嬉しいよ。京都に来て良かった♪」 
・・・この時間をずっと待っていたんだよ。会いたかったの。


そんなやり取りをしていた。ずっとずっと待ち望んでいた瞬間だったのと同時に、もう今を逃したら二度と会えないのかもと思うと普通にはしていられなかった。でも彼にはすぐにバレてしまうから上手くごまかさなきゃ。


あたしはやっぱりあなたのその空気が好き。
一緒にいると自然体でいられて心の底から安心するんだよ。 
長い間離れていたのが夢のようで、他の誰にも感じられないこの感じ。


ずっと一緒にいたい・・そうするには今!運命を変えられるチャンスは今しかない。
どちらかが突破口を・・と思うとあたしが行かなきゃか。
でも追いかけると逃げる。 よっぽどの何かがなければ彼の心は動かないのも分かっていた。

さて、どうする。


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テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : 日記

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