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本当の自分と向き合う。

彼女たちは、折れたあたしの心を支え導いてくれた。

高校からの付き合いで一番にお互いの事を思いあう、親友であり恋人のような存在。
お互いの幸せを願い、一緒に悩み一緒に笑い、そして一緒に生きている。
どれだけあたしが”くまさん。”の事を思い、苦しみ、そして今と言う瞬間を願っていたか一番理解している。だからこそ、こんなに苦しい思いをさせる彼に苛立ちもあった。
本当はあたしを大切に思ってくれる人と一緒にいてほしい、そんな出会いをしてほしいと願っていたが、あたしの思いの強さを受け入れた。

それは信じているからだっただろう。

発表会での姿を見たときに、2人とも泣いてくれていた。
あたしの願いや思いは確かに何かを生み出し、それはまた自分自身の何かを乗り越え、そして自信に繋がった。

そしてようやっと同じラインで彼と向き合えるチャンスが巡ってきた。
それは運命の瞬間でもあった。
彼がアーティストでなければ何もなかっただろう。
彼が今何をして誰といるのかなんて分からない。
けれど、彼が頑張っていてその姿を見られる機会があるのは感謝すべきこと。
別れても素直に応援したいし、作品を感じたい。彼を感じたい。


そして今、京都の個展で彼と会う時間があり少しでも話す事ができた。
そこでの時間に感謝すればいいじゃないか。自分で気持ちを伝えなかったのは、その時の自分が判断した事だから。
そしてもう 「じゃあね」 と言って去ってきたじゃないか。
本当にそれでいいのか。 あたしはこの道で納得いくのかな。このまま歩いていけるのかな。
でも、どうしたらいいかわからない。

「わからない・・・わからないよ。どうしよう、どうしよう。」

そう言ってボロボロと零れ落ちる涙をとめる事は出来ず、言葉を発するのも息をするのも苦しいくらい泣きじゃくった。
それを見たクボは「そんなに泣かないで、涙が出てきたよ」と下を向いて一緒に泣いてくれていた。
そしていつも一番おっちょこちょいで、それでいて一番自分に近いヨチが口を開いた。
「どうしたい?このままじゃ終われないでしょ?」真っ赤に腫れた目は今にも涙がこぼれそうだったけれど、その奥には強さがあった。

泣いてパニックになっていたあたしはその目を見た瞬間に、はっとした。
「・・・終われない。いやだ、こんなんじゃ今まで頑張ってきた自分は納得できない。」

暗闇にさ迷っている気持ちの中から、ヨチは今のあたしに必要な意思と道を導いてくれた。
その瞬間に光がさした。


「あたし、行って来る!彼の事を考えると・・って悩んだけど、このままじゃ納得できない」

「早く行かなきゃ!もう時間無いよ!」

時計をみれば個展が終わる5分前だった。
泣き顔をはたいて、あたしはまた彼のいるところまで駆け出した。
彼に見送られて出た街は、光があっても暗闇をさ迷っているようだったが今は違う。
必死で走った。
一本の光があたしの行く道を照らしているかのようだった。



お願いだからまだ居て、お願い、お願い!
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