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愛おしい横顔。

一緒にいた女の人は、おそらく画廊のオーナーさん?か関係者の人だったみたいだ。
そのまま帰っていった。

そして"くまさん。"がこっち向いて近づいてきたんだ。


「このまま歩きながらでいい?」


「あぁ…いいよ」
そっか、立ち止まって話したくないんだ。早く帰りたいって思ってんだ。面倒くさく感じているんだ。そうか…


並んで歩いたものの、ただ無言のままで時間が過ぎていく。
一分一秒も無駄にしたくないのに、いろいろ考えてしまった。
もう飛び出してきたからには腹をくくったつもりだったのに、目の前にするとビビってしまう。


言おう、言おうと何度も彼の方を向いては言葉が出なくて。
もういい加減にしなきゃって思った時に彼がようやっと口を開いた。


「いいたい事はなんとなく伝わったよ。でもさ、俺にどうしろって言うの?俺は君に何もしてあげられない。」


そうきたか…

かなり厳しい言葉を突きつけられて、さてあたしどうしよう。
どんな事から話していけばいいのか分からなかったから、彼が話してくれてよかったと言えばよかったかもしれない。
こらえていた涙も高ぶる気持ちも一気にさめた。

「そうだよね、嫌な思いをさせてしまったらごめん。でもあのまま帰るの事が出来なかった。話す事がまだあったから戻ってきたんだよ」

彼は困った顔をしてあたしの顔を見た。


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