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導かれた場所。

どうしても苦しくなって、どこか遠くに行きたくなってきた。
本当にあたしは何をすべきか、どうしたいのか分からない。
”くまさん。”とは終わったって分かっているのに、やっぱり分かりたくない気持ちがあるのかな。
いつか、いつか振り向いてくれる日が来るんじゃないかなって。
どうしたって自分が変わらなければ何も変わらない。
そのキッカケを自分は作りたかった。そして悩んで悩んで決めた。

「よし、明日あそこへ行こう」

新幹線に乗り、電車を乗りついで向った場所には”くまさん。”の作品が置いてあった。

海外に行こうかとも思った。
どこか遠くで一度自分を見直したいとも思ったが、短期間でそんな気持ちになれるかといえば忙しすぎた。そしてたどり着いたのがそこだった。
電車があまりないので帰りの電車を考えると滞在時間は1時間もいられなかった。
彼の作品がある場所は、本当にそこでいいのかも確かではなかった。
その駅で降りて作品を見つけることが出来るのか?家を出た瞬間から不安と希望を胸に、それでも今やるべき事はこれだと強い確信を持って進んでいた。

そして不安ピークになり、目的の駅までもう少しだろうという時にモッチにメールした。
彼女は確かに男の前だとちょっと違うしツゥ君との事は勘弁してくれよと思った。
それでも彼女はとても大事な友達だった。なによりもあたし苦しかった時に彼女はそばにいてくれた。
いろんな姿をみせられる唯一の存在であった。だから感謝する事の方が多い。
2人にしか分からない経験もあったし、長い付き合いだからこそわかる事もある。
そしてこの時も心配していろいろ調べてくれていた。
あたしが電車に乗って彼女が指示をだすような、ちょっと探偵ごっこのような感じだったかな。

「その駅で降りたら、橋があるからそれを見つけて。そんなに遠くないはずだから」

彼女の存在は本当に心強かった。
泣きそうで緊張してお腹も痛くなってきたし、駅を降りてすぐにトイレに行った。

「ついに来たんだ。絶対見つけるぞー!」
そう思って歩き出したが、家はあるが人気がない。
目についたのは喫茶店のようなところ。ふくろうがあってかわいいな。
落ち着かなくて電話かけると人がいて、話しながらこっちをみているので目をそらして電話をし続けた。

歩くこと5分、それが姿を現した。


本当にあった!
そう思ったら走って作品のまわりをグルグル見回った。
草がボーボーで足がかゆい。
それでも嬉しさと切なさが心をうめつくしていた。
彼の字で名前が書いてあった。その部分を触りながら思った。

ここに来て作っていたんだなぁ・・あたしと離れた年だ。知らない彼がここにいた。

涙が出そうになるのをこらえて、あたしは写真を沢山撮っていた。
橋を見ながらいろいろ考え、まだ時間があるからどうしようかなと思っていた時
さっき通った喫茶店を思い出した。


「よし、お茶でもして帰るか。」


この決断が、この先のあたしの未来に大きな影響をもたらす事になった。
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