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里山イベント。~ それから ~

そろそろ着替えてお風呂に入りに行こうと、またみんなでトラクターに乗った。

”くまさん。”と一緒に写真が撮りたい・・どうしよう、もう行かなきゃ。

動き出して見送られる中、ソワソワした心の内をヨチに話した。
すぐさまヨチがトラクターを止めてあたしを降ろし、彼のところへ行って話をしてくれた。彼は舞台の撤去をする為に舞台近くで友人と話していたが、ヨチはそこに入っていった。
他の2人には先に行ってもらい、あたしは彼が一緒に写真を撮ってくれるのかドキドキしながら待っていた。

彼はすぐにこっちに歩いてきた。
そして距離が近づき、彼が1m以内のところにきた。

「一緒に作品の前で写真が撮りたいんだ」

「うん。いいよ」

そしてあたし達は彼の作品の前までわき道を一緒に並んで歩いた。

「どうだった?ちゃんと観た?何であんな端っこにいたの?」

「俺は踊りの事はよくわからないけど、田んぼにあっていたよ。あそこにいたのは・・友達がいたからさ・・」

「ふーん。」

無事に舞台も終わった達成感と、彼に恥ずかしくない自分でやっと話せたような気がした。そしてフラメンコの衣装を着ながら彼の作品の前で写真を撮る事。それが彼にとっての二つのアートになればいいなと思っていた。
彼は腕を組んであたしの隣にいる。
撤去作業をしようとしている人たちがこっちを見て微笑んでくれていて、ちょっと恥ずかしい気持ちになりながらも嬉しさを押し殺して写真を撮ってもらった。

ヨチが写真を撮るのに手間取っている感じで、どうしたのかな?と不安になったが・・使い方が分からない振りして、2人の姿を少しでも多く残しておきたいという彼女の優しさであった。

その後その姿のままで山の方へ歩いていかなきゃいけないのか・・辛いなぁと困っていたら、彼の友達が乗せてってくれることになった。

「俺、”くまさん。”と同級生なんだよー。」

「あっ、そうなんですか。」

その友人が何を知っているのか、あたしは今の彼の状態を知らないし余計な事も言いたくないのでポツリ、ポツリと話すしかなかった。
上まで送ってもらって、ヨチとお風呂に入りに行った。そしてヨチが悩んだ顔をしているので、どうしたのか聞いた。本当は聞かなくても彼女の顔を見ればわかったけど・・。

「写真をお願いしに行った時に、友達の人が「”ミワ”来ないの?」って言ってたの…。」

「そっか、ミワさんって名前の彼女なのかもね。」

「でも、聞き間違いかもしれないし分からないよ・・ただ、あの友達がわざと聞こえるように言った気がするし…」

「うん、いいんだ。教えてくれてありがとう!」

笑顔でいたが、やっぱり心の中ではチクリとした。
名前とか存在を知りたくなかったし、なんか少しだけでも舞い上がっていた自分に冷たい現実を突きつけられたような感じだった。

荷物をまとめて帰る準備をし、4人でKENさんのお店に行った。
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