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里山イベント物語。~打ち上げ~

参加者の打ち上げはすでに始まっていた。
遅れて入ったあたしたちを見て、みんなより一層テンションがあがっていた。

「フラメンコダンサーズのみなさんの登場です!お疲れ様でした~!」

そう言って席の用意をしてくれビールを注がれた。

「あっ、遅くなってすみません。どうもありがとうございます」

「では、今一度みなさん揃いましたので乾杯としましょう・・かんぱーい!」
父親より年上の年代の方達がみんなで語り合い笑っている姿をみると、とても生き生きとしていて若々しく感じられ負けていられないなと思うほどであった。
みんな上手い事席を替えながら飲み語っている中、あたし達4人はなんだか恐縮していた。
それもお酒の力が働き、みんなの気持ちもリラックスできて写真を撮ったりお礼を言った。是非来年もと言われたが、何があるか分からないのでタイミングがあえば是非また参加させていただきたいと伝えた。

そんな中、あたしはどうしても”くまさん。”が気になって仕方なかった。もうすぐ電車もきてしまうから少しでも話したいな・・。そんな事を考えているから酔うに酔えず、話も上の空で変な焦りが心を締め付けていた。

その時、彼と目が合った。
”わっ”、お互いがそんな顔をしてしまった。見ている事を知られないようにしていた視線がぶつかった瞬間に、どうしていいかわからなくなった。何も無かったように自然に目をそらしたが、心の中では暴れたくなるほど嬉しくそして大好きだという核心がしっかり残ってしまった。

お風呂に一緒に入った女性とその助手の男の子が帰る支度を始めた。もうそんな時間なんだな・・。帰り際に名刺を渡され、何かあったら是非踊ってほしいと言われた。すごく嬉しい反面そこまでの技術が今のあたしには全然なくて、今のままで人前で踊る事に慣れすぎてはいけないと歯止めを利かせている自分もいた。でも必要とされれば踊りたい気持ちは強くあった。
見習いの彼は来年イタリアに留学するらしく、頑張って楽しんできてねと応援し2人と笑顔で見送った。後からヨチに聞いた話、この彼はあたしに少し興味をもっていたらしい。

「彼女すごく明るくて、笑顔で前向きでいいですね・・」

そう言ってチラチラあたしを見て、ヨチと2人であたしの話をしていたらしいが、その彼は積極的じゃないタイプだったみたい。帰り際も何か話したそうだったらしいが、全然気づかなかった。ありがたい話です。

そして彼の隣の席が空いた!誰とも話していない、どうしよう、今行くしかない!勢いであたしは彼の隣の席に行った。隣に座ったのを気づいたくせに、まだ気づいてない振りをするので、トントンと肩をたたいた。おおっ、わざとらしくも慌てた様子の彼に、乾杯とビールの缶を上げ目を合わせた。

「お疲れさま。」
「うん、お疲れさま。」

「フラメンコ観れたね!発表会の時に観に来なかったし、絶対に観てほしかったの。でも実現出来て良かった」
「まあね、かなり強引だったけどね」
「まぁまぁ、そういえば先月のあの作品観に行ったんだ!ほらっ」
そう言って彼の作品を撮った写真を見せて、さらにイタリアでの彼の作品の事も話した。あの時は近くにいたのに、見つける事が出来なかった。
酔っていたせいもあって、どんなに好きだったかをアピールしてしまいたくなるほど気持ちが溢れてしまいそうだった。

しかし、仙人によって一気に酔いもさめることになった。

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テーマ : 頑張れ自分。 - ジャンル : 日記

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