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記憶。

そういえば別れを告げた場所もここだった。
あの日以来、ここへ近づいたり、名前を聞いたり見たりするのも思い出して辛かったので自然と避けていたんだった。

長い長い旅が終わった。
さっきまで2人だけの密室に比べ、外には沢山の人がいてとても現実的だった。
車を降りて駅へ入ればまた今まで過ごしていた日々に戻って、今までの時間は夢のようだったと感じるのだろう。

時が経てば人はいろんな事を忘れる。
辛い事も、苦しい事も、他愛のない話、出来事、etc...
人間の脳みそは、楽しい事や嬉しい事を70%くらい占めて記憶出来るようになっていると聞いた事がある。
記憶できる容量があるから、新しい情報が入れば自然と何かを忘れていくようになっているんだろう。そうでないと人生の中では苦しい事の方が多いだろうし、それがあるからこそ喜びや感動も倍になるんだろう。


「ずっと長い間、運転お疲れさま!ここまで一緒に乗せてもらっちゃってありがとう。」

あんまり長くいると帰れなくなってしまうから、寂しさや苦しさがこれ以上湧き出てくる前にここから去らなきゃ。
やたらせわしく荷物の整理をしていると、ふとサンダルを入れ忘れている事に気づいた。
一瞬悩んだ。

”このサンダルをわざと忘れればまた会えるのかもしれない・・・。もし会えなかったら捨ててくれと言えば良いし。”
そんな事を考えていたけれど、結局は鞄の中に詰め込んだ。
何もならないのは自分が一番よくわかっている。
荷物の整理をし終わり反対側のドアから見ている彼の顔を見た瞬間、急に心が締め付けられそうな気持ちになった。

苦しかった。

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テーマ : なんとなく書きたいこと。。 - ジャンル : 日記

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