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最後の夜。

クリスマスイヴの前の日。

それが恋人として最後になる日だった。二人で待ち合わせて、買い物して思い出のカフェに行って話して。いつもと変わらないデートだったんだよ。
彼は、心の奥に何かを感じながら無邪気なあたしを微笑ましく見ていてくれた。

家に帰り、買ったばかりの車の助手席に乗せてもらいドライブをした。
クリスマスにイタリアで食べるパンをくれた。
二人でナビを見たり、車の窓にはるフィルムをみたりね。
二人だけの時間。終わるはずがないと思うくらい幸せな時間だった。彼はコーヒーを入れてくれてご飯も用意して、本当に今までと変わらない時間。

朝方、彼が言った。
「もうね、今日離れたら友達に戻るんだよ。」

あたしは無言で抱きついた。そして
「やっぱり、離れるの嫌だょ・・もう一度一緒にいられない?」

「もうそう決めて今日はずっと一緒にいたんだからね。もう、どうしようも出来ないよね」

分かっていたけど、自分で言って決めた事だけど分かりたくなかった。一緒になんでいちゃいけないのか、どうしたらいいのか考えたけど、自分が決めた事だから・・・。そして何よりも、彼は決めた事を変える人ではなかったからそれ以上は言えなかった。

最後まで彼はあたしを愛しく思ってくれていた。


そして、送ってもらって車から降りる時にCDを渡した。
「クリスマスプレゼントだよ」


そして、あたし達は離れた。
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テーマ : 頑張れ自分。 - ジャンル : 日記

コメント

切なくて苦しくなる。こんな思いをなんでしなきゃいけないんだろうって思うよ。読んでてその時の状況を思うと悲しくなった。
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